huluで見られるおすすめ海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)』の感想を言います!

huluで見られるおすすめ海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)』の感想を言います!

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 1章〜7章までの感想を言います。
 この記事はネタバレを含みます。ご注意を。




 まず、ゲーム・オブ・スローンズは、小説『氷と炎の歌(ハヤカワ文庫SF)ジョージRRマーティン著』を原作とするアメリカのドラマです。

 最初に僕個人の感想を伝えておきます。

 おもしれえええええええ!

 ただし、色々とツッコみたい場面もあります。ここからは掘り下げて、書いていきたいと思います。

 ゲーム・オブ・スローンズはファンタジーです。架空の世界を舞台としています。ウェスタロスという大陸には、七王国がある。王国にはいくつかの名家が存在し、(貴族のようなものと思ってもらっていい)物語の最初では、バラシオン家が国を治めている。

 王はロバート・バラシオン。王妃はサーセイ。ラニスター家の長女である。そして、サーセイの双子の弟、ジェイミー・ラニスターは、王を警護する『キングスガード』である。

 しかし、ドラマでは上記のようなことを、細かく説明はしてくれない。この物語は、壮大なサーガなので、細かく説明していたら、それだけで1時間が終わってしまう。だからクドクド説明はできない。

 つまり見ている人が『察する』必要がある。

 第1話は、衝撃的なシーンで幕を閉じるのだが、その際もかなり置いてけぼりを食らってしまう。

 サーセイとジェイミーは近親相姦の関係であり、第1話でも、王に隠れて性交渉をしているのだが、その説明は事前にないため、「え?姉弟じゃなかったっけ?ん?どゆこと?」と驚いているうちに、ジェイミーが衝撃的なことをして、第1話は終わる。ますます「えーーー!」となってしまう。

 つまり、この辺りで離れていってしまう人もいるということだ。じっくり何話も見ていけば、ドハマリしていくことは間違いないが、それまでには時間がかかってしまう。これは、アメリカのドラマがシリーズ化を前提にしているからに他ならない。

 日本のドラマは基本的に10話完結を前提としているため、第1話で心を掴まないと先がない。もちろんアメリカのドラマもそうなのだが、そのスパンが長いことも事実だ。

 だから僕はアメリカドラマは一気見に適していると思う。一話ずつ見ていると、「えーーーー!」となったまま一週間待つことになる(アメリカドラマが一週間なのかは知らないが)。だから僕は一気見をオススメします。

 ちなみに僕は『hulu』をオススメします。理由について語っていると、ズレていくので、今回は語りません。

 後、かなりグロテスクなシーンが多い。戦争をしているので、ある程度は仕方ないとは思うが、どの場所でも人々は略奪され、暴行され、殺されている。これだけ治安が悪いとなると、名家の統治能力を疑いたくなるほどだ。人々が磔(はりつけ)されている姿を旗印としている、イカれた家(人の皮を剥ぐことが趣味)もあるほどだ。

 さらにこれだけ虐げられているのに、平民の反乱が起こらないことが不思議だ。名家が反乱を起こすことがあっても、平民が反乱を起こすことは、この世界ではない(不思議)。

 さらに出てくるキャラすべてが裏切ると言っても過言ではない。

 なのにドラマに見入ってしまう。これが不思議なところだ。

 非道な奴らばかりが出てくるが、ひどいことをしたキャラは必ずひどい死に方をする。だから少しだけ救われる。

 さらに出てくる男はすぐに女を襲う。動物か?
 いくら戦時下でも、出てくる男のほとんど(体感では9割)が女を暴行しようとする。これはいくらなんでもリアリティがあるとは思えない。本来、女性だって黙って虐げられたりしない。力が男よりも弱いとは言っても、抵抗する手段はある。
 しかし、このドラマでは、襲われた女性はほとんどの場合(体感では9割9分)、抵抗するものの失敗に終わる。

 すべての軍隊兵士が規律もへったくれもなく女を襲う。山賊まがいの連中ならともかく、軍隊なら軍規によって略奪と暴行は禁止されていることが多いはずだ。

 一人でいる女を襲わなかった兵士は、僕の記憶ではゲスト出演した『エド・シーラン』の小隊だけだったのではないだろうか。さすがにその一回だけではないとは思うが、それくらい記憶にないのも事実だ。

 略奪された農民たちは、心から王に忠誠なんか誓えない。娘を汚された父親は、いつか王を殺してやると思うはずだ。

 しかし、ゲーム・オブ・スローンズの世界は恐怖支配しか存在しない。

 ツッコみどころはまだある。ゲーム・オブ・スローンズの世界では貴族に対して尊敬を込めて『公』とつけるのだが、これは本来名前につけるものであって、姓につけるものではない。しかしゲーム・オブ・スローンズでは、ごちゃごちゃになっている。名前につけたり、姓につけたり。元が間違っているのか、翻訳が間違っているのかは、残念ながら英語ができないのでわからない。

 姓に尊称をつけるなら、貴族階級がある場合、『伯爵』なら◯◯伯と姓につける。『侯爵』なら◯◯侯と姓につける。しかしゲーム・オブ・スローンズには貴族階級はないようだ。だからドラマ内で『公』と言っているのは、階級に対する尊称ではなく、個人への尊称ということになる。
 だから姓につけるのはおかしい。

 さらに不思議なのは王朝がコロコロ変わるところだ。狂王エイリスをロバート・バラシオンが討ち、ダーガリエン王朝は滅び、バラシオン王朝となった。これはわかる。民衆を虐げていた王を討って新しい王朝をたてた。これは民衆も納得するだろう。

 しかし、この後が不思議だ。ロバートは死に、息子(ということになっている)ジョフリーが後を継ぎ、王なる。しかし色々あってジョフリーも死に、弟のトメンが王になる。さらに色々あってトメンも死ぬ。この後だ!

 母親のサーセイが王位に就くのである。これが不思議。女性だからとか言っているのではない。サーセイはラニスター家。

 仮にサーセイが謀略によって貴族たちを抱き込み、王に上り詰めたとしても、民衆は納得しない。しかも色々あって、サーセイは民衆から汚物を投げつけられる存在だ。しかし特に反乱も起こっていない。

 これはゲーム・オブ・スローンズが家と家の戦い。さらには『死の軍団』との戦いに重きをおいているためだと思われる。

 リアリティよりエンターテイメント。

 恐らくそういうことだろう。


 書いていると批判しているような感じになってしまった(笑)。おかしいな。

 僕はこのドラマが好きで、面白いと思っているし、続きが気になってしょうがない。

 しかし、同時に心配していることもある。アメリカドラマはエンディングに重きを置いていないと感じることが多い。「え?これで終わり?」となることも多い。人気がなくなって打ち切りになったりするとそうなる。人気があると、いつまでも続ける。つまり人気があるうちは終わらない。

 だからゲーム・オブ・スローンズも終わる時は「え?」と終わってしまうのではないかと心配している。

 8章が最終章らしいので、ちゃんと終わると信じたい。

 批判している感じになってしまったので、ゲーム・オブ・スローンズのすごいところを語りたい。

 まず、
 ①セット、衣装、がすごい!
 架空の世界だし、時代背景が現代ではないので、セット、衣装ともにすべて改めて作る必要があるし、剣、鎧も見事だ。
 これは日本のドラマではできない。規模が違う。

 ②主人公がいない。
 明確に主人公と呼べる人物がいない。物語冒頭からいくつもの視点で描かれているが、この人物が主人公だと自信を持って言える人物がいない。7章まできてようやく『ジョン・スノウ』が主人公だったのかな?という気になる。
 これは珍しいことだ。人は主人公に感情移入するが、それが誰かわからないので、色々な人に感情移入することになる。

 ③悪役がすごい。
 数々の悪役が出てくるが、本当にしっかりと悪役をしてくれる。最終的には死ぬことになるのだが、同情など微塵もしなくていいくらいに、悪い奴が多い。恐らく『ジョフリー王』が死んだ時などは、死んでくれてよかったと思う人が多かったのではないだろうか。
 7章終わりの段階では、最大の悪役はその母の『サーセイ』が担っている。

 ④ゾンビ要素もある。
 ゾンビ物が好きな人が多い中(ウォーキング・デッドなど)、ゲーム・オブ・スローンズもゾンビ要素がある。『スノーマン』と呼ばれる死人の集団だ。8章はそれらとの戦いになる。

 ⑤人物描写がリアル。
 人は誰しもそう簡単には変われない。
 ファンタジーの場合、落ちこぼれだった者がいつか目覚めて英雄になる。弱かった者が強くなる。よく見る光景だ。
 しかしゲーム・オブ・スローンズでは、人はなかなか変われない。一つ例を出すと『シオン・クレイジョイ』。彼は本当に『変われない』の最たる者だ。育ての国を裏切り、兄弟のように一緒に育った友を裏切り、そして部下に裏切られ、父に見捨てられた。
 それでも唯一見捨てなかった姉、その姉が捕らえられた時、彼は逃げ出した。
 1章〜7章まで通して全く変われないシオン。しかし7章の終わり、ようやく変わりそうな兆しを見せる。8章ではどうなるのだろうか?楽しみだ。



 他にも魅力は一杯ある。見てくれればわかります。しかし、第1話で受け入れられないと感じた人は、その後何話かは我慢して見る必要があります。ハマるまでは時間がかかりますから。

 第8章、楽しみに今後見ていきたいと思います。

 ここまで読んでいただいてありがとうございました(^o^)





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