全く参考にならない小説の書き方を紹介します!by.42体目ジュゴン

全く参考にならない小説の書き方を紹介します!by.42体目ジュゴン


 正直、参考になるかはわかりません(笑)

 マニュアルにのっとているわけでもなく、論理的でもないかもしれません。出版されている小説の書き方などを参考にしたほうが良いでしょう。

「じゃあ何で記事にしたんだよ!」

 おっしゃる通りです。

 でも僕はこう思います。

「面白い本もつまらない本も読んで意味のない本はない」

 つまり、書き方に関しても、聞いて意味のないことはないのではないかと。こんな書き方もあるんだな、と知るだけでも小説書きにとっては意味があるのではないかと思います。

 かくいう僕も色々な『小説の書き方』と言われている本を読みました。参考になったものもあればそうでないものもありました。でも読んで無駄だったとは思いません。知ることがとても大切だったのです。知った上で自分というフィルターを通して考える。そして悩み結論を出す。

 その葛藤が大切だと考えます。そのうちに『自分の小説の書き方』が見えてくるのではないでしょうか?

 まだ何者にもなっていない僕の小説の書き方も、誰かの役に立つかもしれません。

 そう思って、キーボードを叩いています。

 前置きが長くなりました。毎度のことです。ご容赦願いたい。

42体目ジュゴンの小説の書き方を紹介します!

 本番です。

 例えば、現在『NOVEL DAYS』で公開中の『黄昏リバーシブル』の場合

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 僕はまず、ものすごく大雑把なアイディアをノートにまとめます。ここでのアイディアは本当に大雑把なものです。


【壱】大雑把なアイディアをノートにまとめる

 ①『学園ミステリーもの』

 ②『殺人事件』

 たったこれだけ。

 最初に僕が書いた言葉は①②の2つだけです。

 その後、僕はキャラクターを作ります。この時作るのは主要キャラだけです。脇役に関してはその都度考えるので、最初は考えません。


【弐】キャラクターに関しては、かなり深く掘り下げて考える

 キャラクター本人が書くプロフィールという感じです。本人に書いてもらっているイメージです。

 ①名前    崎本 明
 ②年齢    20歳
 ③容姿    背が低く、童顔
 ④性格    論理的思考、沈着冷静
 ⑤育った環境 秘密
 ⑥趣味    謎解き
 ⑦恋愛経験  過去にヒロインのライバルと付き合っていた
 ⑧その他   状況によってもっと細かく

 自分で絵を書いて見たりもします。※とても見せられたものではありませんが。

 上記のものをノートに書き足していきます。ただし、僕の場合はノートに書くのは、①②だけ(場合によって③)です。
 
 残りの要素は頭の中に繰り返し繰り返し叩き込みます。

 なぜなら、すべてをノートに書いていると、キャラクター一人だけでノートを何ページ使うかわからないからです(下手をすれば一人で一冊)。

 それをすべての主要キャラで行います。大抵は5、6人。この作業をしている時の僕はすごく気持ち悪いかもしれません。ブツブツ言いながら目線はあちこちに散っている。

 人には見せられません(笑)


【参】世界を構築する

 ①舞台はどこの国か?    日本
 ②地球なのか異世界なのか? 地球
 ③街の名前は?       堂明町
 ④文明の度合いは?     現代日本
 ⑤インフラはどの程度?   県庁所在地の隣県程度
 ⑥地形はどうなっている?  町の中央に大きい山(大学)
 ⑦地理的な構成は?     山の回りに住宅地など

 頭の中で構築したら『地図』をノートに書きます。地図は頭の中だけでは忘れてしまうからです。


 僕の小説の書き方は小説というより、映画や舞台の作り方に似ているかもしれません。

 【壱】は企画です。
 【弐】はキャスティング。
 【参】は舞台の作成。

 上記が完成したら、後は簡単です。頭の中で勝手に動いてもらいます。舞台で言うならば即興劇(エチュード)です。


【四】頭の中で自由に動かす

 おおよそのストーリーとキャラクター、舞台は整っています。後は役者に任せて、傍観します。その過程で僕は演出を加えていくイメージです。役者は即興で演じていきます。当然矛盾やおかしな点が出てきます。
 
 前後の矛盾はないか?論理的かどうか。その殺害方法は可能か?

 その過程で真犯人がわかってきます。僕自信も「えー?お前が犯人なの?」その過程で【弐】で作ったプロフィールが嘘ついていることもあります。アイドルが経歴をごまかすのと同じです。「お前その経歴嘘ついてたんかー!」と驚かされることもしばしば。

 これまで準備したものが登場しないこともあります。『趣味』とか『地図に書いた場所』など。実際には考えていたのに、物語に全く関わらないこともあります。※日常茶飯事

 それはそうです。役者は演出家やスタッフがどこまで準備しているか、まではわかりません。小道具を用意していたのに、使われないことなんてよくあることです。

 それでいいと思っています。
 
 ストーリーが完成したら、忘れないようにノートにザクッと書きます。小説用語で言うと『アウトライン』というやつです。しかし、僕は使い方が少し違って、忘れないようにするためだけにアウトラインを書きます。

 すでにエチュードによって、すべてのストーリーやセリフは決まっているからです。



【五】後は書き写すだけ

 舞台本番です。役者の気まぐれでアドリブは出ることがありますが、おおむね演出家である僕の思ったようにストーリーは展開し、物語は終わります。

 【壱】〜【四】で演出家の仕事は終わっているため、【五】の作業はおまけのようになってしまって、気持ちが乗らないことも多いです(笑)※それじゃだめだろ!


【六】時間をおいて校閲する

 誤字脱字、変な表現はないか校閲します。僕は文章能力が未熟なので(努力しないといけません)、この校閲は本当に何回も何回もしないといけません。人に読んでもらったりもします。



 こんな失敗談があります。

 以前、ストーリーを綿密に練って、小説を書いたことがあります。【弐】【参】を無視して書き始めました。
 
 全く書けなかったのです。ストーリーは決まっているはずなのに、キャラクターが動こうとしません。進行していかないのです。

 その小説はボツになりました。

 今考えれば当たり前のことです。キャラクターとしても自分が何者かもわからないのに、動きようがなかったのです。

 こういう時このキャラクターならどうするか?それはしっかりとしたキャラクターだから動いてくれる。何も決まっていないキャラクターが動けるわけがない。
 
 性格が設定されていない『AI』のようなものです。データがないんだから動けない。フリーズするに決まっている。

 僕はなぜ書けなかったのか、必死に考えました。

 そして、上記の方法に辿り着いたのです。

 その失敗も無駄ではありませんでした。今では笑い話です。



 話を戻します。

 これまでの記事をまとめます。

【壱】大雑把なアイディアをノートにまとめる
【弐】キャラクターに関しては、かなり深く掘り下げて考える
【参】世界を構築する
【四】頭の中で自由に動かす
【五】後は書き写すだけ
【六】時間をおいて校閲する

 まとめてみても、とても参考になるとは思えませんが、こんな考え方もある程度に思っていただけたらいいと思います。


 以上、これが42体目ジュゴンの小説の書き方を紹介します!です。

 未熟者の僕ですが、その書き方が誰かの役にたてたら嬉しく思います。

 ここまで読んでいただいてありがとうございました(^o^)






 僕が書いている小説↓
『黄昏リバーシブル』42体目ジュゴン


 僕が書いている小説↓
『木漏れ日のシンフォーニ―』42体目ジュゴン


 僕が作成しているYouTubeゲームチャンネル↓
TEAM 2CUP. 42体目ジュゴン
 










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